てぃーだブログ › アースデイやんばる › アースデイやんばる2016☆レポート

2017年01月09日

アースデイやんばる2016☆レポート

Happy New Earth day ♡
毎日がアースデイ♪
アースデイやんばる2017開催まで1か月を切りましたヾ(≧▽≦)ノ
これから2017イベント内容を続々ご紹介していきます~
今日はまず2016のレポートです~~

☆☆☆

「それぞれが自分を愛し、認めていく未来へ。100年続く地球イベントのはじまり」

文:田中えり
写真:芝田早織

アースデイやんばる2016☆レポート

「名護大通りの商店街は色んな人が住んでいるんですよ。ステーキ屋さんもあるし、たこ焼き屋さんもある。普通に生活している人達がいっぱいいて、そういう人達もうちの店のお客さん。色んな人が来るっていうのが、うちの店の強みでもあるんですね。だからイベントも、特定の人たちじゃなくて、あえて色んな人が集まるイベントにしようと思ったんです。例えばベジタリアンの人もそうじゃない人も、分け隔てなく、みんなが来れるイベントになればいいなと思って」

アースデイやんばる実行委員長を務める浦崎公子さんは、名護大通りに自身が主宰する店、ホリスティックビューティセンター、SANCTUARY voidを構える。その店の客層そのままに、様々な人が集まるイベント、“アースデイやんばる”が、この大通りで開催された。

アースデイやんばる2016☆レポート

毎日の暮らしのこと、命を育んでくれる野菜のたねのこと、持続可能で循環する農業や社会のこと、子供の個性に応じた教育のこと…。設けられたこれらのテーマに沿って、メインステージでのトークショーや、映画の上映が進められていく。250メートル続く名護大通りを埋め尽くした出店も全て、このテーマに沿ったもの。中でも、昔ながらの生活の知恵を感じさせるブースが目を引いた。

洋服や雑貨のフリースタイルの物々交換をするのは、“xchange”。大切に使ってきた物に対する思いも一緒に、次に使ってくれる人と交換する。

大事に採取した野菜のたねを交換し、皆で共有していこうというのは、“自然のたね交換会”。

持っている物を交換し共有して、皆で分かち合う。金銭の授受を挟まなくたって豊かになっていく、新鮮で懐かしい循環だ。

アースデイやんばる2016☆レポート

石油ではない、蜜蝋という蜜蜂が作る自然のものを使って、柔らかな明かりを生み出すのは、蜜蝋のランタン作りワークショップ。

身近な植物である月桃の、茎の部分を使ってブローチを作るワークショップも。

自然のもの、身近にある資源を大切に使い、生活に活かす。心までをも満たしてくれる生活の知恵の数々。

アースデイやんばる2016☆レポート

最小限の道具だけで生活と冒険ができることを示してくれたのは、日本1周を成し遂げた軽トラックのまいまい号。彼らのパーマカルチャーについてのトークショーは、循環する暮らしについて。所有を少なくして、地球の循環の一部になる体験を語ってくれた。

アースデイやんばる2016☆レポート

加えてメインステージでは、チャンティングや、祈りを捧げる踊り、いくつもの音楽ライブも。公子さんの「色んな人が集まるイベント」という言葉通り、出演者の年齢も幅広い。商店街の名物ご長寿で、民舞を披露してくれた長山幸夫さんは、なんと95歳。そんな高齢とは思えない、しっかりとした足取りで踊りを披露し、観客を沸かすに沸かせた。

そうかと思えば、小さな子供たちが主役となって、自然のたねを蒔く、“種まきセレモニー”が行われたり。子供たちが自分達でこしらえた商品を、お客に呼びかけ販売していたり。

サブステージでは、環境や体に優しい麻の服のファッションショーや、ホメオパシーや氣質学のいろはがわかる説明会があったり。

ご長寿から幼い子供、子育て真っ最中のお母さんや、アーティスト、それにハルサーや研究者。色んな人がこの日、ひんぷんガジュマルが見守る名護大通りに集まった。

アースデイやんばる2016☆レポート

「去年、フリーエネルギーが解禁になったから」

実行委員長の公子さんが、今年、このイベントを実現させようと決めた理由だ。フリーエネルギーが広まったら、これまでのようなエネルギーの争奪がなくなる。そして価値観までもが覆る。そうなった時に、指針となっていくヒントを示したい。5年前から温め続けていた、公子さんの思いだ。

時代が大きく変わろうとしている今だからこその、未来を見据えた動機に、新鮮さを感じた。

「自分がどうしたいのか、何にワクワクするのか」。これだけが指針になるという公子さん。そのためにも自分を大切にしてほしい、自分ってすごいんだよってことに気づいてほしいというのが、伝えたいこと。

アースデイやんばる2016☆レポート

「この名護大通をハイタッチ通りにしようって言ってて。そんな通りがあってもいいんじゃないかな」

イベント当日だけでなく、今後も続く、地球や自身を大切にする活動。その1つの、公子さんの密かな計画。この通りで出会った人は、知らない人でもすれ違いざまにハイタッチをする。

「周りや他人の空気を読みすぎてしまって、自分を自由に表現できていない人が多いと思うんですよ。空気を読まないために、その壁を1つ超えるアクションが必要だと思うんですね。そのためのハイタッチ(笑)。自分を表現することは本当に素晴らしいんだって、みんなに感じてもらいたいんです」

アースデイやんばる2016☆レポート

思えば、このイベントに関わる人は、自分を存分に表現しそれを楽しんでいる人ばかり。公子さん始め、実行委員のメンバーは派手な出で立ちの仮装をしているし、ステージで繰り広げられた祈りのこもったダンスや、力強いゴスペルなどは、自分の内面をさらけ出しているようだった。出店でも、海に流れ着いた漂流物や、やんばるならではの植物を使ったアクセサリーや加工品の店が並ぶなど、個性的なもの作りの店が多い。各々が自分の表現をし、輝いている。

「自分はこう思う、こうしたいってこととか、何を言ってもいいんだという多様性を認めていくことが、必要なんじゃないかしら。それに、これからの教育は、型にはめるのではなく、その子の可能性を引き出すような教育でしかなくなると思うんですね」

公子さんの言葉が思い出される。それぞれがそれぞれでいい。みんな好きなことをして好きなように生きていいのだ。250メートル続く名護大通りの会場、そこに集まった店やステージを覗き歩くだけで、公子さんの言葉に納得できた。

アースデイやんばる2016☆レポート

公子さんは「今回のアースデイやんばるで、私のやりたいことの30%が実現した」と、公式ブックレットのあとがきに綴った。街中ゲリラ農園という、誰もが好きな時に訪れて植物の世話をしていい農園や、風力や太陽光を使った自然エネルギーの生成、それに街中コンポスト…。公子さんの頭の中には、まだまだ実現させたいアイディアが山ほどある。

イベントのこの日だけが、地球のことを考えて行動する日ではない。このイベントをきっかけに、常に地球のため、自分のために行動していく。集まった協賛金や、公式ブックレット販売収入は、今後その資金として役立てていく予定なのだ。

「100年後のアースデイやんばるまでに、残りの70%を実現させます!」と力強く綴った公子さん。日々積み重ねられていく、地球と自分を大切にする行動。それぞれが好きなことをして、何にも縛られない、自由で豊かな命輝く世界が、もうそこまでやってきている。



Posted by earthdayyanbaru at 22:35│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。